松田中学校美術部が黒板アートで優秀賞を受賞しました!
松田中学校美術部が黒板アートで優秀賞を受賞しました!
令和6年10月9日に発表された「日学・黒板アート甲子園Ⓡ2024大会」の黒板の部(ジュニア)において166の応募作品の中から、昨年の優秀賞に引き続き、優秀賞を受賞しました。これで、2021年の入賞、2022年の最優秀賞、2023年の優秀賞と4年連続での受賞となりました。
松田中学校美術部の皆さまおめでとうございます!
作品名「シン・マツダ~3千年後の君へ~」
【作品解説】
私たちが暮らしている町は、自然や動物がいっぱい。タヌキ、キツネ、イノシシ、サル、クマ、シカ。野生動物と出会うこともしょっちゅう。まるで異世界みたい!って思ったら、本当に異世界に転生しちゃった!?私たちの町に似てるけど、何か違う…。異世界転移しちゃったけど、美術部は相変わらず、いつもどおり。黒板アートは、いつだって私たちにとって異世界でした。世界も、私たちも、可能性は無限大。シン・マツダ。いま、ここが私たちの始発駅。
過去受賞作品
2023年 優秀賞
作品名:松田町幻想大名行列
【作品解説】
桜咲く季節、雨上がりのとある日。薄明。
部活を終えて帰宅する姿が、「松田町大名行列」と重なったその瞬間——過去と現在、現実と幻想が交錯する。
古くから交通の要衝として人や自然や文化が交わる松田町を表現するために、町の無形文化財「松田町大名行列」を題材にしました。相反する要素が入り混じりながら調和する美しさを表現しています。この作品には、いくつもの物語が隠れています。何が描かれているのか、じっくり鑑賞して色々と想像してもらえるとうれしいです。
2022年 最優秀賞
作品名:神奈川東海道遠望之圖
【作品解説】
丹沢山地、箱根山、富士山麓。本校の脇を流れる酒匂川は、足柄平野を抜けて相模湾へ。東海道は人やモノだけでなく、文化や歴史、時代も駆け抜けていきました。私たちが暮らす足柄西湘地域の風土やイメージを題材に、過去・現在・未来を見つめる自分たちの姿を描きました。
こだわったのは、ビルや橋などを立体的に見せる描き方や、花火などの「光」の表現です。上級生はより難しい表現に挑戦したので、何度も描き直して苦しいときもありました。そのぶん、完成したときの達成感はとても大きかったです。 時空をこえて、伝わる想い。
花火のように、強く、熱く、まぶしく、時に儚く。 黒板アートを愛するすべての人へ。
2021年 入賞
作品名:#青春は爆発だ!
【作品解説】
「現代(いま)の閉塞した空気感を打ち破り、自由を求めて、私たちのエネルギーをおもいきり爆発させたい!」という熱い思いを表現しました。キーワードは、「解放」「自由」「爆発」「青春」です。題名にハッシュタグを付けたのは、全国の中学生にとって共通する気持ちだと考えたからです。
私たち美術部が黒板アート甲子園に出場する準備をはじめて、2年以上経ってしまいました。昨年度はコロナ禍の影響で休校や部活動停止があり、出品することが出来ませんでした。とくに3年生は、黒板アート甲子園のために特訓を重ねた2年間でした。この作品には、そういった部員たちの思いが込められています。
テーマをもとに部員全員でスケッチを描き、構想会議や素材の撮影を繰り返しながら原画を作成しました。絵の中に登場する人物のモデルは美術部員が務めています。
私たちの学校の黒板はどれも老朽化しているのでチョークがのらず、絵を描くことがすごく難しいです。この問題点をプラスに変えるため、比較的新しい移動式黒板と組み合わせて表現する方法を採用しました。背景黒板は新人の1年生が、移動式黒板は2・3年生が担当しています。移動式黒板を「檻」に見立て、そこから飛び出してくるようなイメージです。黒板の特性に合わせて描き方を変えているところに注目してください。
この作品を通して、どんな逆境にも困難にも負けずに取り組む熱意や情熱が少しでも伝わったら嬉しいです。