松田町空家等対策計画
『第2期 松田町空家等対策計画』を策定しました(令和6年4月)
平成26年に『空家等対策の推進に関する特別措置法』が成立してから今日まで、全国における空家等対策は着実に進展してまいりましたが、一方で、総務省の実施した平成30年住宅・土地統計調査によれば、使用目的のない空き家は全国で約350万戸あり、今後もその数が増加することが見込まれています。こうした状況下において、特定空家等に対する措置を充実させるとともに、特定空家等になる前の段階からの対策を充実させるため、空家等の「活用の拡大」「管理の確保」「特定空家等の除却等」の三本の柱で総合的に対策を強化することを目的として、令和5年12月に同法が一部改正されました。
このたび、本改正を受け、同法の改正内容及び、計画策定時からの社会情勢の変化等に係る内容を反映させた『第2期 松田町空家等対策計画』を策定しました。
第2期 松田町空家等対策計画 [PDFファイル/1.14MB]
松田町空家等対策計画を策定しました。
人口減少や既存建築物の老朽化や社会ニーズの変化等に伴い、居住その他の使用がされていない「空家等」が年々増加しており、火災の危険性や倒壊のおそれなどの安全性の低下、公衆衛生の悪化、景観の阻害等多岐にわたる問題が生じており、今後、空家等が増加すれば、これらの問題が一層深刻化することが懸念されます。
こういった状況を背景として、平成26年11月27日に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が公布されるなど、国においても本格的な空家等対策に取り組むこととなりました。
これらの経緯を踏まえ、住民の生命、身体及び財産を保護することにより、安全にかつ、安心して暮らすことのできる生活環境を確保するとともに、空家等の活用を促進することにより、まちづくり活動の活性化を図ることを目的として、法に基づき、本計画を策定いたしました。
本計画は、松田町の空家等対策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な考え方を示すものであり、今後はこの計画に従い、管理されずに放置された危険な空家等に対応する「安心・安全の確保」に加え、空家等を地域の資源としてとらえた「活用促進」、さらには空家等にしない「予防推進」を3つの柱として、地域コミュニティの維持や町全体の活力の維持・向上を目指して総合的な対策を推進します。