令和3年度住宅市場を活用した空き家対策モデル事業の成果報告について
空き家の利活用を促進する地域コミュニティ協働型「松田移住相談所」設立事業
町では、国土交通省の令和3年度住宅市場を活用した空き家対策モデル事業に採択され、移住希望者と空き家所有者の間に立つ組織の設立に向けた事業を実施しました。次のとおり、その成果を公表します。
空き家の利活用を促進する地域コミュニティ協働型「松田移住相談所」設立事業実績報告書 [PDFファイル/649KB]
住宅市場を活用した空き家対策モデル事業とは
国土交通省の実施する、全国の空き家対策を加速化するため、空き家対策の執行体制の整備が必要な自治体における専門家等と連携した相談窓口の整備等を行う取り組みなどについて支援し、その成果の全国への展開を図る事業です。
国土交通省のホームページはこちら→住宅市場を活用した空き家対策モデル事業
本事業の目的
町では、定住人口の増加に向けて、空き家の利活用に向けた取り組みを進めるために、移住希望者や空き家所有者双方との意見交換をしてきました。そうしたなかで、移住希望者からは地域との接点を事前に持つことが困難であること、空き家所有者からは見ず知らずの人に家を譲ることや貸すことに対する心理的な障壁があることが分かってきました。
その解決のために、両者の橋渡しをするための組織を設立し、空き家の利活用を円滑に進めることを目指しました。
取組内容
まつだ移住相談所メンバー会議の開催
空き家を切り口とした移住対策の推進を目的としたことから、有識者、士業(司法書士、宅建士)、先輩移住者、地域の事業者などからなる会議体を立ち上げて、相談所の活動方針や相談業務を行う相談員のあり方や研修内容の検討を行いました。
メンバー会議の記録はこちら→まつだ移住相談所メンバー会議
相談員研修の実施
メンバー会議において議論を行った内容を基に、本事業に協力いただける相談員に対して、相談員として必要な知識や相談に臨むうえでの心構え、空き家に関する基礎知識などを学ぶための研修を実施しました。
空き家実態調査及びアンケートの実施
今後、空き家の利活用を進めていくための基礎調査として、町内の空き家の実態を把握するために町内の空き家の実態調査を行いました。また、併せて、住まいに関する意識調査を行いました。
空き家所有者向け相談会の開催
移住希望者の受け皿となり得る空き家の掘り起こしのため、空き家発生予防に関するセミナーを開催しました。
また、セミナー実施後には個別相談も実施しました。
今後の取り組み
本事業において設立した「まつだ移住相談所」について、今後も引き続き本事業において構築した枠組みをベースに事業を継続し、相談者に寄り添う相談所として、継続、発展させていきます。