和みの沢がある風景、ほっとやすらぐ茶畑さんぽ

虫沢川の下流に架かるこの橋の中程に蛍の絵が掛かっています。この付近は６月になると蛍が沢山みられ、とても自然豊かな環境です。橋を渡ると「ふれあい動物村」、「清流マス釣り場」等があり、家族で一年中楽しめます。特に夏は賑やかです。

中津川支流の虫沢川は素朴でやさしい音を立て、静かな山間を流れています。川岸に立つ蛍保存会の看板、川で野菜を洗う人、川辺に植えられたコスモス、人も畑も虫沢川と一緒に生活しているのが感じられます。

歴史深い弥勒寺地区の福昌院の末寺である龍王寺は、虫沢川沿いから少し坂を上がった高台に位置します。周りを民家と畑に囲まれ、明るい雰囲気を持つお寺で、庭もきれいに手入れがされています。季節ごとのあでやかな花々も魅力です。

民家の畑の中に古い大きなしだれ桜(寄地区五大しだれ桜のひとつ）があります。遊歩道から70～80ｍ離れていますが、近くまで行って見ることが出来ます。

龍王寺から左手に虫沢の大きなしだれ桜を見ながら、なだらかな道を登って行くと、次第に茶畑が増えてきます。同時に虫沢地区の集落、丹沢の山々が見え始め、整然とした緑鮮やかな茶畑と一体となり美しい景色を奏でます。秋には柚子、柿、紅葉と彩りがとても豊か。おもわず深呼吸をしたくなります。

虫沢橋を渡るとすぐ右側にある民家が「陶楽どろんこ」です。玄関、ギャラリーの入口へと個性的な動物やお地蔵様が並んでいます。一日体験（予約制）も出来て、ギャラリーも見学可能（休館日有り）です。

坂の上から田代橋をみおろす場所まで歩いてくると、左手に石仏が数体並んでいます。その奥に小さなお社があります。地元の守り神「高根神社」です。お社の周りを桜の木が囲み、春には桜の花が見頃を迎えます。