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松田の源、あしがらの山河をめぐる歴史さんぽ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年9月11日更新

概要

松田町では丹沢系の中津川が流れ込む川音川と、酒匂川の2つの川が出会います。町の特産物である酒や農産物は、やわらかな丹沢の天然水が欠かせないと言っても過言ではないでしょう。このコースをたどることで、昔の人が川の氾濫や洪水などが起こるたびに知恵や工夫で生活を守り、神社の祭礼を行い伝統を今に伝えてきたことなどに想いを馳せる事ができるでしょう。

コーストップ写真

  • コース距離 :約7.5km
  • 所要時間  :約2時間30分(休憩や見学の時間は含みません)
  • 難易度   :一般向け

コースの順序

コース順序表

コースの見所紹介

文久橋2、文久橋

「かながわの橋100選」に選ばれている橋です。全長108m、松田山の百八ッ火(ひゃくはって)になぞらえてか、除夜の鐘の数にちなんでいるのか。よく見ると松明や大名行列といった伝統の祭りを題材にしたレリーフがあしらわれており、時に磨かれた伝統を今に伝える「まちの息づかい」を感じる事ができます。

三角堤公園3、三角堤公園

川音川と酒匂川の合流地点にある、まちと川の歴史を物語るのどかな公園です。その昔、洪水で十文字土手が流された後、享保19年に蓑笠之助によって強固な土手が築かれました。三角土手と呼ばれた土手は明治40年の洪水で流され原形をとどめていないものの、そのとき以来、今日に至るまで決壊はないです。

飛び石4、ピョンピョン橋

川音川を横切る飛び石があります。文久橋へ戻らずとも対岸へぴょん、ぴょんと石を伝って歩けばあっという間に宮下児童公園の近くへ渡る事ができます。川の真ん中あたりまでくると、清流がごうごうと音をたてて流れていきます。

宮下児童公園5、宮下児童公園

酒匂川と川音川がつながる場所にほど近い公園です。遊具や腰掛けもたくさんあり、昼間は親子連れがのんびりと散歩に訪れたり、近所の子どもたちが遊びにきています。桜のシーズンにはのびやかな風景とともに、お花見も楽しめます。

木工沈床7、木工沈床

十文字橋の上から「木工沈床」が見おろせます。三角堤の案内板に記されている堤はこの一帯です。昔ながらの土木技術が今も残り、人々の生活と美しい河岸の眺めを守っています。広場のベンチに座って酒匂川の景色を楽しむのもおすすめです。 

寒田神社8、寒田神社

松田小学校の隣に1000年の時を刻む寒田神社があります。神社の森はとても深く、松田山からもその緑ははっきりと分かります。樹齢推定500年のイチイガシの木は、かながわの名木100選に数えられています。

酒匂川沿いの遊歩道9、酒匂川沿いの遊歩道

神社から酒匂川方面へ出ると、新十文字橋の向こうに町民親水広場やサッカー場が見えてきます。広場を横切り青い橋を渡ると、川原に近い遊歩道へ出ます。お天気の良い休日に空を見上げると、松田山から飛び立つパラグライダーが酒匂川の広場に着地する光景に出会えるかもしれません。

桜観音11、桜観音

朱色の屋根が国道からもよく見えるお寺です。しだれ桜の老木が寄り添うように立っています。ご本尊の十一面観音菩薩は、奈良の長谷観音寺と鎌倉の長谷観音寺にある十一面観音像と同じ霊木を三分して作られたそうです。昭和46年に町の指定重要文化財の第一号となりました。

松田城址13、松田城址

松田城は鎌倉時代に松田氏によって築かれました。この地区より馬具や土器が出土しています。南北にひょうたん型に広がり、最北端の最高地(海抜約180m)のところに本陣居城址があります。

富士山の見える小径14、富士山の見える小径

松田警察署の先、郵便ポストの角を右に曲がり少し歩くと小鳥の彫刻で飾られた小径入口が見えてきます。沿道は民家や畑が続き、道なりに進んでいくと木製の素敵なベンチがあります。

富士山を眺めるベンチ15、富士山を眺めるベンチ

富士山がとてもよく眺められる場所にベンチが置かれています。ぶどう棚や畑が広がるのびやかな景色ともあいまって、絵や写真に残しておきたくなります。

コースマップ

コースマップ