平成26年度町長コラム 風~カゼ~
平成27年広報まつだ3月号より
松田町は、古くから交通の要衝として栄えて来た町。それは今も同じ。
しかし、JR松田駅と小田急新松田駅の2つの駅は昔と変わらずありますが、昔と少し違うところがあります。
それは、町内の商店街に賑わいが少なくなっていると思えることです。
商売を一生懸命続けていただいている店主の皆様には、誠に感謝しています。
それでも、高齢化や後継者不足もあり、このままでは駅周辺が整備一新されても、歴史・伝統的な町内の賑わいが薄れていくのではないかと危機感を感じます。
「そうなってはいけない!」というのは、町民の思いではないかと思います。
そのためにも、町に多くの方に来ていただき、町に活気を取り戻す必要があります。
そこで提案です。
町全体をひとつのテーマパークにしてみませんか?
町には、歴史・文化を感じ、また残された手付かずの自然(里山)など多くの観光資源があります。
それら一つ一つをエリア化して町全体をテーマパークとして、観光客(ゲスト)を呼び込む。
そうすれば、町民だけでなく町外からの来町者も増え、町内の活気が復活すると思います。
その第一歩として、ゲストに気持ちよく来ていただくために、道端にゴミが落ちていない町づくりをしましょう。
2月から役場職員有志により通勤途中などにゴミを拾う運動を行っております。
また、立花学園高等学校の生徒も毎日のようにクリーン活動に取り組んで頂いています。
こうした運動が、町民全体での『おもてなし運動』となればクリーンな松田町に多くのゲストが来町され、おもてなしの心で心地よく感じて頂けると思います。
ぜひ『協働のまちづくり』の一環として、ご自宅の周りからで結構ですのでご参画くだされば幸いです。
平成27年広報まつだ2月号より
本年より広報まつだを通じて、日頃、会えない方々に少しでも寄り添うような自由な話題や日頃感じたことを伝えて参りますので、今後、ご愛読くだされば幸いです。
今回は、健康寿命についてお話します。町長就任1年4か月が過ぎましたが、私の風貌について「太った・貫禄がついた」などご指摘頂き、このままじゃ健康寿命が縮むのでは?と危機感を感じています。昨年末、松田町ロードレース大会で3kmを走りましたが、普段の運動不足と増えたお腹の辺りのお肉によりきつく感じました。
今年に入ってからも、横芝光町とのスポーツ交流会で2.4kmを、また子ども会駅伝大会にて約1kmを走りまして、走ったり歩いたりの程よい運動は、体に良いと改めて実感した次第です。
町民の皆さんへご提案です。
以前行っていた『町民体育大会』を復活しませんか?
過去に中止した経緯を踏まえ、個人や自治会の自主参加方式で良いと思います。
体育大会は、やる人だけでなく、見る人も楽しませてくれる事と思いますので、チャレンジデーや体育大会をきっかけに、簡単な運動を始めて健康寿命を延ばし、また世代間交流による地域コミュニテイの強化も図れると思います。
やれる人が、少しずつ挑戦し、協働の町づくりを礎(きず)いていきましょう!!
平成27年広報まつだ1月号より
2015年の輝かしい年頭にあたり町民の皆様におかれましては、幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を顧みますと豪雨災害や火山噴火など全国的に自然災害が多く発生し、災害時の危機管理体制の重要性が再認識された年でした。
当町におきましては全国的な事案を教訓にあらゆる事を想定した全町的な危機管理体制の強化を行い、安心安全な町づくりを進めて参る所存です。
そのため町民サービスや危機管理体制の向上はもとより、職員の責任意識や専門知識の向上を図る事を目的とした行政機構改革を昨年10月に行いました。
さて、町長就任以来『安心・安全・住みやすい町』『子育て世代支援』『行財政改革』の3つの柱を掲げ、『町民の皆様の声』をカタチにしていくために、昨年、座談会(15カ所)等を行い、直接皆様の『声や提案』を承りました。
町民アンケートからは見えない貴重なご意見ばかりで、町が動き始めている事を実感した次第です。
皆様から頂いたアンケート結果や貴重なご意見などについては松田町第5次総合計画まちづくりアクションプログラムに反映し、期限と効果を検討した上で優先順位を明確にしたのち皆様に実感して頂けるよう実行して参ります。
私は『温故知新』を座右の銘として常に町政運営に活かし、矢倉沢往還の宿場町として栄えてきた輝かしい歴史があるこの町を、新しい時代のニーズや発想と融合させ、町民自らが主体となり『賑わいのある町の復活』に向け、町民の皆様と一丸となって取り組む所存であり、『住民主権・住民参加型』の町政を今後も強力に推進して参ります。
2015年度の重点施策は、松田町の未来に向けた『礎』となる人口増加策として、交流人口増加の為に松田山や寄地区、町商店街等のイベントを活かした観光施策の推進、並びに定住人口増加の為に遊休地を活用した空き家バンクの利用強化や子育て環境、教育の充実による子育て世代の定住化、健康寿命延伸・買い物困難者を守る福祉施策の推進、さらに富士山に繋がる神奈川県の西の玄関口として新松田駅、松田駅周辺を中心とした(仮称)松田町コンパクトシティ構想策定に向けた準備を進めて参ります。
本年も皆様の想いがカタチとして見える町づくりを推進して参りますので、町民の皆様のより一層のご支援、ご協力を賜ります事を切にお願いし、年頭のご挨拶とさせていただきます。
2015年元旦