令和7年度町長コラム 松だるま
令和7年度広報まつだ5月号より
‟生活危機”への備え
若葉が萌え、生命力溢れるこの時節、寄地区では色とりどりのこいのぼりが元気よく空に舞う「若葉
まつり」が5月5日に開催され、松細山の新名所となった「コキアの里」では、青い絨毯を敷き詰めたようなネモフィラが、皆さまの心を和ませてくれますので、ぜひ、足をお運びください。
さて、令和5年5月に新型コロナウイルス感染症が第5類に移行してから丸2年が経過し、社会経済活動は徐々に回復しつつありますが、依然として物価高騰の影響は大きく、米国の関税政策も加わり、国内経済の先行きは不透明な状況です。
町では、この状況の中でも安心して生活ができるよう、子育て世帯の経済的負担を軽減するため、本年度から、小・中学校の給食費と学童の保育料無償化を実施するとともに、町内消費を喚起するため、ブレミアム率20%の商品券の発行を行います。また、頻発する自然災害に備え、特に懸念される南海トラフ地震や富士山噴火への対策を強化するため、避難所で使用する水や食糧などの備蓄品や、仮設・簡易トイレの確保。松田小学校体育館へのエアコン設置を進め、町民の安心安全な環境を確保してまいります。
今後、未来に向けて、新松田駅周辺整備事業をはじめとする重要なプロジェクトが控えておりますが、町民の皆さまがこれからも安心して暮らせるよう、「命と財産」を守り、英知を結集し、町政経営にまい進してまいります。今後とも、温かいご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年広報まつだ4月号より
共にツナグ松田町の未来
本年は、松田町と寄村が合併し、現在の松田町となってから70周年を迎える記念すべき年となります。また、足柄茶が栽培されてから100年、松田町大名行列が発足して150年、中沢酒造創業200年、寒田神社創建1710年を迎える節日の年にもなります。それらを記念して、多くのイベントを開催し、町全体に‟笑顔があふれる”よう取り組んでまいりますのでぜひ皆さまのご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、令和7年度の予算は、チルドレンファースト・ネクストと題し、「子ども・子育て世代が祖父母・ご両親と一緒・近くに住んでくれることで安心して暮らせるまちづくり」を目指し、さらなる子ども・子育て支援の強化を図ってまいります。本年度から新たに小・中学校の給食費と学童保育保護者負担金などの無償化を行い、子育て支援策として「8つのゼロ」を実施します。
現在、町の人口は、これまでの地方創生に関する取り組みが花を咲かせつつあり、減少の力ーブがコロナ禍前と同様に緩やかになってきています。本年度は、巳年のいわれのように新たな挑戦に着手します。町民の皆さまの積年の夢‟新松田駅周辺整備事業”の推進、子ども・子育て世代への支援、高齢者が安心して暮らせる松田町への未来を拓いてまいりますのでご期待ください。