令和5年度町長コラム 松だるま
令和6年広報まつだ3月号より
変化を恐れない”進化する町”
松田山の早咲き桜が、今年も多くの来訪者の皆さまへ”花咲くおもてなし”をしてくれている今日この頃、町民の皆さまにおかれましては、春を身近に感じ、お健やかにお過ごしのことと存じます。
まつだ桜まつりの開催にあたりましては、町民の皆さまや関係者のご理解・ご協力に感謝申し上げます。
2月中旬には松田・寄小学校に対して大谷翔平選手から”野球しようぜ!”のメッセージと”グローブ”が送られ、子どもたちの喜ぶ笑顔は非常に印象的でした。町内で野球を楽しむ子どもが増え、大谷選手の願いが叶うことを期待しています。
さて3月は、卒業式などが開催されることから”別れの月”ともいわれますが、”新たな出会いや自分の夢に向かう楽しみ”を増幅させる月でもあります。”人生は山あり谷あり”ジェットコースターのような経験があり”現在の自分”があるのだと思います。私自身、人生を語れるほどの年齢ではありませんが、現時点で”人生”とは”変化を恐れず楽しみ、立ち向かうこと” ”エンジョイとチャレンジの連続”ではないかと感じています。
これから新たなステージに向かわれる皆さまへのエールとして、野口英世さんの言葉「人生で変えることができるのは自分と未来だけ」を贈ります。裏を返せば「他人と過去は変えられない」となり、”自分が望まない変化”があったとしても、”未来は自分が創るもの”として、”変化・チャレンジを楽しむ人生”を送ってください。
結びに本年度も大変お世話になりました。松田町も変化を恐れず”進化”してまいりますので、引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。
令和6年広報まつだ2月号より
“命の尊さ”
立春を迎え、暦の上では春となりました今日この頃、町民の皆さまにおかれましては、健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
辰年を迎えた元日の夕刻に発生した石川県能登半島地震によりお亡くなりになられた方へお悔やみ申し上げると共に、未だ安否不明の方が早期に発見されることをお祈りします。また、被災されたすべての方に対してお見舞いを申し上げます。
2015年度に国立社会保障・人口問題研究所が発表した2040年の松田町の人口推計では、7055人まで減少すると言われ「消滅可能性都市」と示された事は皆さまの記憶にも残っていると思います。あれから8年後の昨年末、2040年の人口推計では8563人、約1500人の”上方修正”がなされた最新の推計が発表されました。この結果は、町民、議会の皆さまのご理解とご協力のたまものと心から感謝申し上げます。今後も危機感を持ち続け必要な施策を実行してまいります。
さて、松田町は、南海トラフ地震や富士山火山の影響を受ける地域といわれていますが、近年幸いにも大きな災害に見舞われることが無く過ごしているので、災害への危機意識が薄れているのではないでしょうか?危機意識を常に持ち続けるためには、日頃からの防災意識や生活の中での訓練が必要です。例えば、向こう三軒両隣の皆さまとのコミュニケーションは取れていますでしょうか?少子高齢化による人口減少が続く中、遠く離れた家族より、自治会や近所の皆さまが一番の頼りになるはずです。”最後は人が人の命を守ります”。このような時世だからこそ、今一度、いつ来てもおかしくない災害などへ備えてください。町行政も町民皆さまの生命と財産をお守りするべく環境整備・体制強化を図ってまいります。
令和6年広報まつだ1月号より
龍の如く「上昇↑↑↑」
明けましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、輝かしい新年の幕開けをお迎えされたことと謹んでお慶び申し上げます。
今年の干支は 「甲辰」です。甲は、植物の成長に例えると「種子がまだ固い殻に覆われた状態」 を意味し、辰とは龍 (竜)のことですが、十二支では唯一、空想上の生き物です。龍は、架空の生き物だけにミステリアスな部分も多く、一般的には「荒々しい」「力強い」「勇ましい」、または「神秘的」といったイメージが持たれているようです。
さて、本年は「辰年」にあやかり、町の機運を「上昇」させるためにも”チルドレンファースト”を念頭にしたまちづくりを「継続」し、”子どもたちが住みたい 町・住み続けたい町”へ”世代を超えた協働・連携協力”により 「二世帯・三世帯が近くに・一緒に住み続けてくれるまちづくり」 を推進するため、次のような事業に取り組んでまいります。
(1)SDGs未来都市として「グリーン&デジタル」 「ゼロカーボンシティ」を推進します。
(2)物価や燃料費の高騰、有害獣から身を守るなど一般的な生活環境の変化に伴う支援を行います。
(3)新松田駅周辺整備事業は、地権者や関係者の皆さまのご理解とご協力のもと着実に進めます。
(4)新たな移動手段としてAIオン デマンドバスの実証実験運行(2年目)を継続します。
(5)ICTおよび英語教育(英語検定無料など)を推進し、グローバル人材の育成を図ります。
(6)松田中学校校舍大規模改修工事 (内装工事など)を行います。
(7)松田幼稚園の大規模改修工事 (内外装工事など)を行います。
(8)町内公園の整備やアーバンスポーツ(スケボー、BMXなど)が楽しめる環境整備を行います。
(9)スポーツツーリズムを推進し、 新たな来町者の誘致による地域経済の活性化を目指します。
(10)令和7年に「寄村と松田町合併 70周年」を迎えるため、さまざまなプレイベントを開催します。
(11)町・民有地の遊休地の積極的な活用および促進による宅地化を図り、移住・定住促進に取り組みます。
(12)地場産品の6次化やブランド品開発、官民連携事業を推進し、 ふるさと納税収入を増加させ新たな事業の財源を確保します。
町の第6次総合計画(未来予想図)に示すさまざまな事業を達成するため、町民・議会・行政が一丸となって「強い信念」と「米百俵の精神」をもって未来を見据えた「選択と集中」によるまちづくりを推進してまいりますので、 ご理解ご協力を切にお願い申し上げます。
結びに、今年1年、町民の皆さまが元気で健やかにお過ごしいただき、龍が水や雲、翼を得るように持てる力を存分に発揮する「昇り龍」の如く、飛躍する1年として成就されることを心からご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
令和5年広報まつだ12月号より
「辰年へ明るい兆し」
今年のカレンダーもいよいよ最後の一枚を残すのみとなり、冬の寒気が身に染みる今日この頃、町民の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
寒くなると「おでんと熱燗」が恋しくなるのは私だけでしょうか?熱燗といえば中沢酒造さんの「松みどり」ですよね!今年も東京国税局酒類鑑評会において3回目の優等賞に輝きましたので、地元経済を活性化させる意味でも地酒をご賞味ください。
さて、物価高騰などにより生活が厳しさを増す一方、近隣町にはないオンデマンドバスの運行開始などの他、明るい兆しの話題もありますので、その一部をご披露します。寄地域で栽培された”茶葉”を「(株)茶來未」が焙煎し、銘菓会社などの有名企業と連携した商品開発や寄地域で栽培された”ゆず”を活用したアロマオイルなど松田町の新たなブランド品の販売が始まりました。地場産品を加工することにより付加価値が高まり、生産者への対価が上がることで営農意欲が高まり、耕作放棄地にしない・させない事につながるこの取り組みが持続的に行われることを期待しています。さらには、本格稼働した「あしがらジビエ工房」にて処理加工された「ジビエ肉」も新たなブランド品として加わりました。
町の地形を見れば分かるとおり、町面積の約80%が山林や畑であり、豪雨などによる土砂災害が懸念されていますので、強い山林・里山にするためには、山の保全が必要不可欠です。地場産品の製品化や有害獣対策は、単なる耕作放棄地対策だけでなく、地域住民の生命と財産を守る防災対策でもあります。これからも安全に安心して暮らせるよう、町民皆さまと協働した町づくりを進めてまいりますので引き続きご理解ご指導の程、よろしくお願いします。
結びにインフルエンザの流行もありますので、くれぐれもご自愛のうえ、よき年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げます。
令和5年広報まつだ11月号より
「新たな時代への準備」
年末に向けて慌ただしい時期に入り、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行している状況ですが、お身体に十分に気をつけられお元気でお過ごしのこととお喜び申し上げます。
9月末に町生涯学習センター大ホールにて町民カラオケ大会を開催し、のど自慢さん20人と応援にて盛り上がりました。
さて、令和5年度におけるさまざまな事業が現在進行中ですが、並行して令和6年度事業についての検討や予算に関わる準備を進めています。
令和5年度予算については、義務的経費 (児童、高齢者や障がい者福祉関係費・人件費・公債費)など支出することが決まっている予算を除いた町民の要望に応える予算について”選択と集中”により優先順位をつけ、創意工夫をしながら予算編成を致しました。
一方で、予算に余裕があっても未来を見据えずその予算を使い込むと、”今だけ・ここだけ・自分だけ”の行政運営となり、将来に渡って町民の皆さまからの要望に応えることや課題解決が出来ない非常に厳しい町政運営になります。だからこそ”消滅可能性都市から脱却し、持続可能な自治体となるために行政は赤字を良しとする体質ではなく経営感覚を持った運営が必要”だと考え、就任から10年が経過し、皆さまの願いを叶える予算と貯金が増え、一歩ずつ前に進んでまいりました。その大切かつ限られた予算を活用した毎年の予算編成におきましては、前年度予算の内容に対して”効果や効率”を念頭に”無理・無駄”を省きさらなる成果を出す必要があるので”時間と神経”を使います。直近では国の経済対策による地域経済の回復と物価高騰による生活不安が一掃される事を期待しつつ、町民の皆さまが安全安心な生活・暮らしができる”笑顔あふれる幸せなまち”を引き続き目指してまいります。うさぎ年の本年も残すところ2ヵ月となりますが、体調を崩されませんようご自愛願います。
令和5年広報まつだ10月号より
「千里の道も一歩から」
松田山の新名所「コキアの里」では、丸くて赤いコキアが見頃を迎え、松田町の秋を感じる今日この頃、町民の皆さまにおかれましては益々ご健勝のことと存じます。9月10日の町議会議員選挙において、投票率が約56%と、8年前と比較して約8%減少しました。ご当選された12人の議員の皆さま、おめでとうございます。併せて投票を行ってくださった皆さまにも感謝申し上げます。また私事ですが、平成25年9月23日就任から丸10年が経過し、3期目の折り返しを迎えました。残り2年間、コロナ禍の影響による町政の遅れを取り戻し、町民の皆さまとの約束の実現に向け精進してまいります。
さて、今月新しい事業としてAI配車システムを導入した8人乗りの乗り合いバス「のるーと足柄」のトライアル運行がスタートします。この事業は、地元のタクシー会社やバス事業者さんなどとの連携により、チルドレンファースト推進事業として子どもから高齢者、通学・通勤者や障がい者の誰でも低額で気軽に利用できる移動手段の確保を目的としています。
これにより利用者の行動範囲が広がり、病院や買い物に行きやすくなり、社会参加の機会が増え、”笑顔あふれ幸せを感じる松田町”になることを確信しています。ただ、本事業が今日に至るまでの道のりは大変なものでした。”新松田駅周辺整備事業”も同様です。”信念を持って進めれば必ずカタチになる”と信じ、まさに”千里の道も一歩から”の言葉をかみしめて進めてまいりました。まちづくりは時代の中で進化しその歴史を刻むのはいつの時代も”勇気ある第一歩”です。町には、課題が山積していますが、新しい事業を行うためには、新たな財源確保が必要不可欠です。”財政なき行政は戯言”とならないよう、町民と議会、行政が三位一体となり協働のまちづくりを推進してまいります。
令和5年広報まつだ9月号より
「人生100歳時代のお達者さん」
松田山のコキアもすくすく育ち、まるまるとしたライムグリーンの姿が楽しめる季節になった今日この頃、町民の皆さまにおかれましてはますますご健勝のことと存じます。
9月10日は、松田町議会議員選挙の投開票日です。 議会は、町の事業に関する予算などの決定権を持つ非常に重い責任を担う機関です。一方、「町行政機関が全てを決めている」と勘違いされている方もいらっしゃるようですが、私どもは議会が決めた町政の進め方(予算など)を守って、事業を進める執行機関です。町議会をつかさどる2人の議員を有権者の投票にて決めることは、”次の4年間”において、町の現状の課題解決や未来を決めることになりますので、有権者の意思表示となる”投票行動”をお願いします。
さて、本年の町敬老会の式典イベントは9月16日に実施予定です。15日までに対象となる70歳以上を迎える方が3031人。対象者の皆さま、誠におめでとうございます。本年4月1日時点、松田町の65歳以上の方は3726人(高齢化率は35.2%)となり、65歳以上の方1人を65歳未満の方2人以下で支えている状況です。65歳以上の方の人数のピークが過ぎ減少傾向ですが、団塊の世代を含めた75歳以上は増加傾向にあり、その理由として戦前戦後の厳しい時代を懸命に生き抜いて来られた皆さまがお元気でいられるからです。このことは”非常に喜ばしいこと”です。私たちは、苦しかった時代を知る皆さまからさまざまな継承をしていく必要があります。”歴史を学ばず未来を語る”ことは”机上の空論にもなりません”。皆さまから学ぶ歴史や経験は”町の財産”として、さらなる町の発展につながることと信じています。今後も”人生100歳時代のお達者さん”を敬い、元気で暮らせる町に向かって、世代を超えた”オール松田”にて取り組んでまいりましょう!
令和5年広報まつだ8月号より
「先人に感謝」
残暑のみならず第9波といわれるコロナ禍と物価高騰により生活費がかさみ、落ち着かない日々が続いておりますが、熱中症など十分ご自愛くださいますようお願い申し上げます。
今年も全国高等学校野球選手権記念神奈川大会が開催され、 町出身の選手が甲子園を目指して熱い戦いを繰り広げてくれた事にエールを送ります。
さて本年8月15日は、終戦記念日、同様に8月6日は広島、9 日は長崎への原爆投下からも78年が経過します。私は、出身地(佐賀県)の方針により、修学旅行先として小学校時は長崎、中学校時は広島へ行き、戦争の悲惨さを目の当たりにし、夏休み中の登校日の際には、全校児童生徒にて、戦時中の撮影フィルム鑑賞や平和教育について学びました。 この体験により、毎年行われる神奈川県戦没者追悼行事には必ず行き、松田町遺族会の皆さまからも”高齢化により遺族会の継続が難しくなってきている”とのお話を伺うなど、戦争の悲惨さや体験、戦後の復興にご尽力されて来られた方が減少することで”歴史的な認知が低下し、再び過ちを犯す時代になるのではないか?”と非常に危惧している次第です。
戦後、元号が昭和から平成、令和と移り変わってきましたが、時代の変化も著しく、今を生きるだけでも精一杯であり過去を振り返る余裕すらない方も居られるのではないかとお察しいたしますが、戦後の復興時、今以上に苦しかった時代を生き抜いて来られた先人の皆さまのおかげで、現在の日本国、松田町があることを年に一度の節目として8月に思い返してみてください。私は父親に「先祖祀らぬものは栄えない」 と言われたことを忘れず、お盆とお彼岸、正月には、必ずお墓に手を合わせに行き、町の繁栄と家族の健勝を願っています。
今後も町の歴史と文化をつないで来ていただいた先人を敬い、コロナ禍や物価高騰など厳しい現状を乗り越え”オール松田”にて”協働のまちづくり”を推進して参ります。引き続きご指導の程、何卒よろしくお願いいたします。
令和5年広報まつだ7月号より
「 “熱い夏”がくる~↑↑↑」
梅雨明けを待たれる今日この頃、町民の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
全国的な傾向として、新型コロナ感染症の第9波といわれ罹患者(りかんしゃ)が減らない状況ですが、マスクの着用など予防対策については各個人にお願いすることになっていますので、引き続きのご対応をお願いいたします。
さて、梅雨が明けると“サマ~”という感じで開放感あふれる夏を迎えますが、やはり“暑い日が続くのはイヤ”ですよね?“感染症と電気料金”を気にしますと、窓を開けて換気と扇風機を回して暑さと感染症を回避したいところですが、近年の夏の暑さは異常な猛暑なので、エアコンを使って“熱中症予防”を行ってください。ただ、エアコンを使うと電気料金が高くなり生活費に影響し、またフロンガスが発生することで地球温暖化の一因となっている事を考慮すると悩ましいところもありますが“ご自身の命を守る事を最優先”に対応される中で“熱い夏場の対応”として次をご提案いたします。
(1)生涯学習センター図書館や健康福祉センター休憩室、子育て支援センターや地域サロンまつだなど涼しい公共施設の共同利用
(2)寄地区や松田山など涼しい場所へ行く。
(3)朝夕の打ち水
などなど個々の生活スタイルに合わせてご対応されてはいかがでしょうか?
結びに、今年も“熱中症警戒アラート”が発令されるほどの暑さが予測されますので“ご自身の命を守る事を最優先”としつつも、“熱い夏が来る”のも楽しみですので久しぶりのマスク無しの“熱い夏”を個々の工夫によりお過ごしください。
令和5年広報まつだ6月号より
「他人の幸せは自分の幸せ」
アジサイの鮮やかさが雨に映える季節となりました折、町民の皆さまにおかれましては、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
5月8日から新型コロナウイルスが、季節性インフルエンザと同じ5類感染症となり、医療費などが自己負担となりました。依然として新型コロナウイルス感染症が終息したわけではありませんので、感染症予防の基本的な対策の継続をお願いいたします。
さて4月末に松田中学校の生徒2名がW主演を演じるオリジナルミュージカル「幸せを運ぶ四葉のクローバー」を鑑賞しました。このミュージカルは、年に1回の開催であり、今日に懸けてきたW主演者はもちろん、その他の演者の皆さんの熱演に私は胸を打たれ感動で涙がこぼれてきました。演者の方々は、演じきったあとの安心感からか笑みがこぼれて“幸せ”そうでした。次回、より成長した皆さんの姿を拝見できる事を楽しみにしています。
“四葉のクローバー”は多年草、開花時期はまさに今。花言葉は、4枚の花びらにちなみ“希望・誠実・愛情・幸運”の4つの言葉が込められているそうです。また、見つける確率は、1万~10万分の1だともいわれることから見つけると“幸せになれる”と伝えられています。懐メロになりますが、水前寺清子さんの“365歩のマーチ”の歌のフレーズ“幸せは~歩いてこない♪だ~から歩いてゆくんだね♪”を思い出しました。コロナ禍によって“人と人とのつながりの大切さ”を余計に感じた方は、自らが“幸せをつかむ”行動を起こしてください。“他人の幸せは自分の幸せ”と思える人が集まる松田町って素晴らしいですよね。引き続き、そんな町に近づくように、取り組んでまいります。
6月はコロナ禍と併せて、梅雨寒の日もございますので、くれぐれもご自愛なされますことをお願い申し上げます。
令和5年広報まつだ5月号より
「理想と現実のギャップ」
風薫る新緑の時節を迎え、町民の皆さまにおかれましては、清々しくお過ごしのこととお慶び申し上げます。寄地区で行われる恒例の若葉祭りは残念ながら本年も中止となり、楽しみは来年へ持ち越しとなりましたが、寄地区の新緑と清流は、コロナ禍により疲れた心と体を癒してくれますし、松田山の新名所であるコキアの里では、可愛らしいネモフィラが見頃を迎えていますので、3密を避けつつぜひともお出かけ下さい。
さて、4月に希望や期待に満ち溢れ進学や就職など、新生活のスタートをされた皆さま、慣れない環境に緊張しながらも、周囲からの期待や自分自身が掲げた目標に近づこうと懸命に取り組み、また、新たな環境が、自分が想像し思い描いていた「理想と現実のギャップ」にストレスを感じ、5月病と言われる症状が生じていませんか?調べてみますと5月病になりやすい人とは?➡他人の機嫌や周囲の変化を敏感に感じ取る・他人に気を遣いすぎる・悩みを一人で抱えがち・悩みや愚痴を相談できる相手がいない・完璧主義の方など・・・。
ではその5月病対策としては➡睡眠の質を上げ、しっかり休養する・バランスのとれた食生活を行う・継続できる運動をする・人と話す・相談するなど…が効果的のようです。
新年度の始まりにより環境が大きく変わることを原因に生じる5月病は誰にでも生じる可能性があります。もしもの場合は、自分にあったストレス対処法を取り入れて、ご自身の夢や希望の実現へ邁進してくださいますよう心から応援しています!
令和5年広報まつだ4月号より
「シン・未来予想図」
松田町の桃源郷とも表現される最明寺史跡公園では、ソメイヨシノなどの樹木や草花が咲きほこり、春爛漫を迎える時節になりました。希望に満ちた新たな門出を迎えられたすべての皆さまにエールを贈ります。
まつだ桜まつりは、11万人を越える方に一足早い春を楽しんでいただけました。ご協力いただいた地域や関係する皆さまに感謝申し上げます。また、コロナ禍の影響が続く中、国では、感染症分類を2類から5類に移行させ、ワクチン接種の無償化は1年間継続するものの、治療費などは患者の一部負担となるようですので、引き続き予防対策をお願いします。
さて、令和5年度より令和8年度までの4年間の松田町の未来予想図・第6次総合計画後期アクションプログラムがスタートします。策定にあたり、町民の皆さまから多くのご意見・ご要望などを賜りましたことに感謝申し上げます。
さまざまなご意見などを踏まえ、『チルドレンファースト〜継続からの飛躍〜』の理念と融合した令和5年度からスタートする事業に加え、町の「夢の実現」と「すぐに実現が必要な事業」について、より具体的に意見を交わす場として、次の協議会を設置し議論を深めたいと考えています。仮称ですが、
(1)松田町買い物環境向上協議会、
(2)松田山活性化検討協議会、
(3)寄地区活性化協議会など。
各協議会につきましては、有識者だけでなく町民の皆さまのご参加により「町民目線での協働のまちづくり」の具現化を目指します。未来を担う子どもたちのため、また高齢化社会への対策として、子どもたちが子育て世代になって一緒に・近くに住んでくれることにより安心して暮らせる町の実現に向け、ぜひご協力ご参画をお願いいたします。