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平成27年度町長コラム 鼓動~コドウ~

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月1日更新

平成28年広報まつだ3月号より

『米百俵の精神』

 今年の松田山の早咲き桜は、例年より10日ほど早く満開を迎え、数多くのお客様に楽しんでいただいています。
松田山だけでなく、街中の賑わいにご協力いただいている町商工振興会や商店街、各種ボランティアの皆さんには心から感謝申し上げます。

 さて、先月、町商工振興会の主催で『県西地域における松田町の未来像』と題し、露木順一前開成町長の講演があり、拝聴しました。

 その講演で、『町づくりには手品は無い。今の開成町は、50年前に立案した都市計画があったからこそ今がある。
松田町は、昔は郡都と呼ばれていたが、その当時と変わっていないのは、未来を見据えた都市計画が無いからです』という話がありました。
これには私も日頃から感じていたことでしたので、思わず頷いてしまいました。
現在、松田町では、都市計画マスタープラン策定や駅周辺を中心とした町づくり協議会など、町内外の方にご協力をいただき、さまざまな協議会を立ち上げ、松田町の未来像につながる議論をしています。

 また、未来を担う子どもに対する教育環境整備への投資が不可欠である事も話題になりましたが、まさに松田町は「米百俵の精神」で教育行政を進めているところです。

 「米百俵の精神」とは、長岡藩(現:新潟県)の小林虎三郎による教育にまつわる故事で、「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」つまり、「国が興るのも町が栄えるのも、ことごとく人にある。
食えないからこそ学校を建て、人物を養成するのだ」「目先のことばかりにとらわれず、明日を良くしよう」という考え方です。

 地方創生が叫ばれる中、今の松田町に必要な『志』ではないかと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?
今後とも町政経営にご理解ご協力のほど宜しくお願い致します。

平成28年広報まつだ2月号より

『五つのこころ』

 町民の皆さん、新たな決意で平成28年の幕が開け早くも一か月が過ぎたところと存じますが、いかがお過ごしでしょうか?

 私は、町内外の各種団体様の新春行事の参加や挨拶回りを行い、並行して平成27年度の事業執行・行政改革状況の確認と平成28年度予算の査定などにいそしみました。

 アッと言う間に1か月が過ぎた感じがします。

 町民サービスや幸福度の向上に向けた事業の精査など、まだまだ積み残した事はありますが、未来に向け、町民の皆さんに確かな手ごたえを感じていただけるよう行政経営を進めて参ります。

 さて、平成28年の松田町は、『おもてなし元年』と位置付け『おもてなし日本一』の町を目指します。
そのために必要な事は、町内外の皆さん同志の『協働と融合(和)』だと思います。

 私としては、大小にかかわらず、過去のいさかいやしこりにとらわれず、『ノーサイドの精神』・未来志向の『オール松田』で和(輪)をもって平等に判断し対応して参る次第です。

 そこで、皆さんもご存じの事と思いますが、行動の前に大切な『心』の持ち方について、『五つのこころ』をお示しします。

一.『はい』という     『素直な心』

一.『すみません』という『反省の心』

一.『おかげさま』という 『謙虚な心』

一.『私がします』という 『奉仕の心』

一.『ありがとう』という   『感謝の心』

 どれも大切な『心』だと思います。すべてを意識して取り組むのも素晴らしい事ですが、先ずは、一つ一つ丁寧に『志す』ことをお勧めします。

 私は、最も大切にしてきた『ありがとう』という『感謝の心』を保ちつつ、『私がします』という『奉仕の心』を先頭に立って取り組んで参ります。

 町民の皆さんもご賛同くださり、皆さんが出来る『勇気ある第一歩』を一緒に踏み出してみてはいかがでしょうか?ご理解・ご協力のほど、ご期待申し上げます。

平成28年広報まつだ1月号より

『おもてなしの町 日本一をめざして!!』 

 平成28年の年頭にあたり、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 町長就任以来約2年3か月が過ぎ、『挑戦者』として『勇気』をもって『安心・安全・住みやすい町』『子育て世代支援』『行財政改革』の3つの柱を軸に行政経営を行って参りました。

 昨年も『町民皆さんの生の声』を傾聴し、頂いた声を『カタチ』にしていくため、町内14か所にてまちづくり座談会を開催し、地域の問題点や埋もれた貴重な財産の再発見など、様々な提案を頂く事が出来ました。
座談会では、『松田人』の気持ちを直接感じ取る事ができ、『町民主権』の『協働の町づくり』に向け、町全体が動き始めている事を実感した次第です。
皆さんから頂いたご意見やご提案などは、未来の松田町を見据えた『選択』と『集中』及び費用対効果を検討した上で、実行して参りたいと思います。

 さて、松田町は、昨年夏、県内の自治体として唯一、『オール松田おもてなし宣言』を掲げました。

 この宣言により『おもてなし』をキーワードとして、町内のあらゆるところで議論をして頂き感謝しています。
私は、松田町において『おもてなし』は『松田町の歴史・文化』そのものを語っていると思います。
松田創世のためにこの歴史・文化を町政運営に活かし、これからも交通の要衝として、日本国内外から観光・定住地として選んで頂ける『おもてなしの町日本一』となるよう、町民の皆さんと一丸となって取り組む所存です。

 また、少子高齢化による人口問題に対しても、人口の社会・自然増減について分析を行い、必要な施策を行う事で人口減少を抑制して街をにぎやかにして参ります。

 さらに、松田町の未来の『礎』を築くよう『住民主権・住民参加型』の町政をさらに推進するために『自治基本条例』の制定に向けた町民議論の場や各種協議会の場を設けますので是非ともご参加願います。

 町民皆さんの想いがカタチとして見える『未来予想図』の策定・実行を進め、『おもてなしの町日本一』をめざした町づくりを推進して参りますので、町民の皆さん・世界中の皆さんのより一層のご支援、ご協力を賜ります事を切にお願いし、年頭のご挨拶とさせていただきます。

2016年元旦