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令和元年度町長コラム 鼓動~コドウ~

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月1日更新

令和2年広報まつだ3月号より

(変化×勇気)=進化

 松田山では河津桜の花吹雪が来訪者を楽しませ、ポカポカ陽気で春を感じる今日この頃、皆さまにおかれましては元気でお過ごしの事とお慶び申し上げます。3月は、新たな夢に向かって胸が弾み、また別れを惜しむ時期でもあります。人生の節目や門出を迎える皆さまに謹んでエールを贈ります。
 さて、新たなステージでは、これまで慣れ親しんだ環境などが変わる事により、その状況を受け入れる心境に変化が起きます。精神的に不安定な時を過ごす事もあるかもしれませんが、その変化を楽しみ、変化を乗り越えた先にあるべき姿へと“進化”した自分自身に期待してください。
 変化の「変」という文字は『変えぬ・変わる・変える』といったいくつかの使い方によって意味が変わってきますが、この3つの単語に“勇気”と言う単語を加えてみてください。『変えぬ勇気・変わる勇気・変える勇気』“勇気”をもってすべての変化を受け入れ、自分自身の”変化”を楽しんでください。それが“成長”に繋がり自身が“進化”している証です。そこには様々な苦難もありますが、“石の上にも3年”という言葉があるように、我慢や耐え忍んだ先に、自分自身の“夢や希望”が叶う事でしょう!私は最近、身近な方から同様の事を学び、まだまだ自分自身の甘さに気づかせていただきました。改めて自身を“律する”事を怠らず“進化続ける故郷・松田町”として“オール松田”にて町政進展のため尽力して参ります。
 皆さまの更なる“変化する勇気”を以て“進化”し続け“夢や希望”に向かって大いに羽ばたかれる事にご期待申し上げます!

令和2年広報まつだ2月号より

「先を読む力(よーく考えて行動する)」

 松田山の河津桜も咲き始めている今日この頃、皆さまにおかれましては健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 さて、現代社会は、新聞・TV・雑誌など様々なメディアから多くの情報が発信されていますが、その情報が間違っている事(フェイクニュース)を見抜けず、未熟な判断をすることでトラブルや人間関係の悪化などにつながる事が多くあります。そこには、その情報の中に様々な人間の欲や思惑が絡んでいることに気づかず、流されてしまう生き方や環境に原因があるようです。
 では『なぜ?』なのか。それは、便利で早くて簡単な物や方法を選び、物事の本質や真実を見極める事が出来ない『色メガネ人間』が増えているからだと思います。日本は、先人の皆さまが築いて来られた経験がデータ化され便利な時代になりましたが、その一方でデータ全てをうのみにして物事の本質を見極められない無責任な“薄っぺらい”人間が増えているようです。
 そこで物事の本質を見極めるために“経験と学習(知識)”が必要不可欠です。
 これまでの経験と知識があるからこそ、間違いが少ない判断を瞬時にする事ができます。その判断力を鍛えるためには、『なぜ?どうして?』を繰り返し、その奥にある“目に見えない世界や関係”を過去の経験や知識と比較しながら徐々に“仮想”“見える”ようにすることです。町としては、行政運営の本質である“住民福祉の増進”を本旨に、持続可能な未来へ、進化続ける“オール松田”で様々な課題解決を行って参りますので、引き続きご理解ご協力賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

令和2年広報まつだ1月号より

「ワンダフル松田」へアクション!
 年頭にあたり、新時代にふさわしい新春をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。
 昨年5月に元号が令和と変わり、松田町も4月に町制施行110周年を迎えるなど歴史的な節目の年でもありましたが、自然災害により町内にも甚大な被害が発生した年でもありました。被災された全ての皆さまにお見舞い申し上げます。
 さて、2020年の十二支「子年」は新しい運気のサイクルの始まりです。植物に例えると成長に向かって種子が膨らみ始める時期であり、一方では「子年は繁栄」という格言がある程、未来への大いなる可能性を感じさせる年でもあります。松田町としては“郷土愛”を持つ町民や東京オリンピック・パラリンピック2020による“経済効果”「ねずみ算」で増える事を期待しています。落語に「ねずみの鳴き声=チュウチュウ」と「大中小のチュウ」を掛けた小噺がありますが、現在の松田町は「中(チュー)」ではなく全て「大」を目指し、町民・行政・議会とが一致団結し、関係各位自らが行動(アクション)を起こす必要があります。我々現代人は、過去は変えられないが未来を創造・創ることはできます。未経験者が口癖のように言う“出来ない”“出来る”にするためは“勇気ある行動と経験”が必要です。失敗を恐れることなく果敢にチャレンジし、世代や地域を超え、すべての方の居場所や活躍する場所があるから面白い!暮らしたい!移住したい!ワンダフル松田を目指しましょう!
 本年は、SDGsの理念をもとに持続可能な自治体となるべく様々な事業を推進するため、今まで以上の「選択と集中」により各種事業を進める必要があります。全国3例目となる木造3階建て“松田小学校建設工事”が本年9月に着工予定です。また“新松田駅周辺整備事業”についても勉強会を通じて情報共有などを着実に進めて参ります。近い将来に実現する「積年の夢」に向かって一致団結した「協働のまちづくり」に取り組んで参ります。結びに皆さまのご健勝とご活躍を心からご祈念申し上げまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

令和元年広報まつだ12月号より

令和元年の終わりを迎えて 
 松田山のイルミネーションが美しく輝き、今年も残すところあと1か月となりました。皆様におかれましてはお元気でお過ごしのこととお喜び申しあげます。
 松田町は本年4月に町制施行110周年の節目を迎え、5月には元号が“令和”となり、新たな時代の幕開けを町民の皆様と祝う事ができ、嬉しい限りです。また、本年度から8年間のまちづくりの指針を示す第6次総合計画を策定し、まちの将来像を「いのち『育み』未来へ『ツナグ』進化『つづける』故郷」とし、「笑顔あふれる幸せのまち松田」をキーワードとして町政運営を町民皆様と共に進めて参りました。
 毎年行っている“まちづくり座談会”は、本年度で6年目となり町民の皆さまから要望や期待、町の将来について多くのご意見をいただきましたので精一杯知恵と工夫を凝らし、皆さまのご期待に添えるよう取り組んで参ります。
 また、今年は、異常気象により町内においても自然災害による多くの被害を受け、今なお復旧に向けて全力を尽くしているところです。行政の役割は、町民に寄り添い、住民福祉を増進していくことが最大の目的であります。常に町民の意見や現場に目を向け、机上の空論でなく、直接的な安全・安心な暮らしを目指し取り組んで参ります。その為には、住民の皆様のご理解・ご協力なくしては成しえない事ばかりです。“協働のまちづくり”を念頭に、助け合い・支えあい「笑顔あふれる幸せのまち」になるよう何卒よろしくお願いいたします。
 結びに新年に向け、お風邪などひかれませんようにお体を大切にお過ごしください。
 来年も何卒よろしくお願い申しあげます。

令和元年広報まつだ11月号より

『脱炭素』への勇気ある行動
 末枯野美しき晩秋の候、皆様におかれましては、益々ご健勝にてお過ごしのことと嬉しく存じます。 
10月は台風19号の影響により、町内各地で被害がありました。特に寄地区においては、県道や林道などが土砂で通行不能となり、12日の夜中には一時的に孤立した状況に見舞われましたが、消防団や町職員など関係者による夜通しの警戒活動もあり、人的被害がなく最小限の被害で食い止める事が出来ました事を感謝申し上げます。しかし、寄地区で建物への土砂流入が7件発生し、被災された方にはお見舞い申し上げるとともに、停電や断水により不自由な生活をすごされた皆様にもお詫びを申し上げます。今後も気候変動による自然災害が発生する可能性が高くなっている状況に鑑み、地球規模での『脱炭素』活動を松田町も行っていく必要性を強く感じました。
 松田町は、平成28年に環境省が推進する『クールチョイス宣言』を県西地域にて小田原市に次ぎ2番目に宣言しました。クールチョイスとは脱炭素など地球温暖化対策のために『賢い選択をしましょう』という取り組みです。10月26日には、松田町にて初めて『脱炭素=CO2削減』の重要性を伝え、啓発する環境フェアを実施し、多くの参加者に今から出来る『クールチョイス』活動を学んでいただきました。地球規模の話をすれば、『遠い話』や『自分に関係ない』と無関心の方もいますが、すでに自然災害が目の前で起きている現状を理解し、他人事でなく自分ひとりからでも『行動する』意識を高め、未来の地球・松田町を『今から』創りましょう!
 松田町は、平成28年に環境省が推進する『クールチョイス宣言』を県西地域にて小田原市に次ぎ2番目に宣言しました。クールチョイスとは脱炭素など地球温暖化対策のために『賢い選択をしましょう』という取り組みです。10月26日には、松田町にて初めて『脱炭素=CO2削減』の重要性を伝え、啓発する環境フェアを実施し、多くの参加者に今から出来る『クールチョイス』活動を学んでいただきました。地球規模の話をすれば、『遠い話』や『自分に関係ない』と無関心の方もいますが、すでに自然災害が目の前で起きている現状を理解し、他人事でなく自分ひとりからでも『行動する』意識を高め、未来の地球・松田町を『今から』創りましょう!

令和元年広報まつだ10月号より

 『おひるね』させないよ!
 日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、町民の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 さて、本年度よりスタートした8年間の行政運営の道しるべとなる第6次総合計画の将来像に掲げるキーワード『いのち育み』に関わる事をテーマとします。この地域に住む人の『いのち』は、森林環境保全や生命の源である『水』を育むことで守られてきました。自然の恵みから恩恵を受け、昔から『当たり前』である松田町の『なりわい』(一次産業)を『儲かるなりわい』(六次産業)へと進化させる事が、雇用や収入の確保、地域の安全性の担保に繋がります。このように、関係する方々が安全で安心して暮らせる地域になることで、人口減少を抑制し、新しい『いのち』へバトンを受け渡したいと考えています。
 現在、町の一次産業である『みかん』と『お茶』の畑は、担い手不足などにより『おひるね』状態の畑が増えてきています。その畑を『おひるね』させないよう、町民有志による開拓団を作るなどして、『おひるね』と称するブランド化、更にはシリーズ化を図り、町ブランド品を一地区に一品以上を目標に増やす事で、生産者や協力者の意欲向上に繋げたいと考えています。現在、町が認定するブランドは、『さくらマス・みかん・お茶』ですが、体験型のイベントを通じて協力者を増やし、対象農産品目の六次産業化を図って参ります。今後は、官民連携による持続可能な事業へと発展させ、一次産業の復活に取り組んでいきますので、引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。

令和元年広報まつだ9月号より 

 松田町の「生命力」~その2~
 爽やかな秋風が吹く季節、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。お陰様で今月9月に、2期6年および2期目の折り返しを迎えることができました。これまで多くの町民や各種団体の皆様方に叱咤激励やご指導・ご鞭撻を賜りながら町政経営を担わせていただきましたことに改めて御礼申し上げます。令和元年度から始まった8年間の町の未来予想図である「松田町第6次総合計画」は、皆様の夢や想いを『カタチ』にする『道しるべ』です。これを確実に遂行することで、これまで頂いた御恩を『カタチ』にしてお返ししてまいります。
 さて先月に続き生命力について述べます。生命力とは、一般的にしぶとさ・やり抜く力・元気のことを指し、自分らしさをしっかりと保持して生きている状態を意味するようですが、時に、生命力=「気」と呼ぶこともあるようです。
 「気」とは、物が動くと風が発生する事と同様に、生命が活動することで発生する波動のことを指すようです。大きな物を瞬時に移動させれば強烈な風が発生し、逆に強烈な風が吹けば物が瞬時に動きますが、生命力が高ければ、強い気が生まれ、強い気を起こせば生命力が上がる事になり、力強くパワフルに生きている人のそばにいるだけで、自分も元気になることがあるようです。
 今月8日に、町では町議会議員選挙の投開票日を迎えます。町行政のチェック機関の役割をどの候補者に託そうかと、町民の皆様は検討されている真っ最中かと存じます。ぜひ、ご自分の想いを託す投票行動を起こして下さい!選挙をキッカケとして松田町に力強い生命力を産み出せるよう、選挙には必ず行きましょう!

令和元年広報まつだ8月号より

 松田町の「生命力」~その1~
 盛夏の候、暑い日が続きますが、町民の皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。記録的な猛暑が続いた昨年は、教室の子どもたちに暑い思いをさせてしまいましたが、6月末に松田小学校のエアコン設置工事が完了し、7月からは快適な環境で学べるようになりました。これにより、町立幼稚園と小・中学校すべてにエアコンの設置が完了しました。保護者の皆様には、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
 さて、「生命力」とは、一般的に生きる力・しぶとさ・やり抜く力・元気のことを指します。生命力が弱まると、「生きている」と言うより、「生かされている」に近づき、「自分らしさ」を保持できないために、何事に対しても消極的かつ受動的になり、幸せも感じにくくなるようです。それに対して生命力の強い人は、何事に対しても積極的・能動的に取り組む傾向にあります。その「生きている」というリアルな実感と喜びは、プラスのエネルギーとなって周囲にも波及し、他者に幸せをもたらし、元気づけることにつながります。
 現在町では、町民主体のさまざまな団体が活動しています。高齢化による会員数の減少といった課題を抱えながらも長年町を支えてくださっている団体に加え、新たな団体や個人によるサポート、ボランティア組織なども設立され、まさに松田町の『生命力』を強く感じる動きが生まれています!今後も『協働のまちづくり』を推進するため、町民皆様が主人公となる団体をサポートし、『いきがい&居場所』の創出に一緒に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

令和元年広報まつだ7月号より

『いきがい』と『輝き』 
 梅雨も明け、本格的な夏を迎えようとしています。町民の皆さんにおかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。高校野球ファンの皆さん、第101回全国高等学校野球選手権神奈川大会において、甲子園への一枚の切符を勝ち取る為に今まさに全力で闘っている高校球児にエールを贈りましょう!!
 さて、多様な生き方や考え方が尊重される現代では、各人が自分の個性や特長を生かして輝いています。『輝き方』の答えは1つではなく、すべては「本人次第」とされますが、私は、その方が『いきがい』を持っているかどうかが、『輝く』ためには不可欠のように感じます。
 生きがいを見つけるのは簡単ではありませんが、「いきがいがない」と言う方の傾向としては、(1)新しいことを始めようとしない(2)つい、不平・不満を口にしてしまう(3)趣味が無いなどがあり、いつの間にか「自分が本当にやりたいこと」を見失ってしまっているようです。では、なぜやりたいことを見失ってしまったのでしょうか。それは、自分の本心よりも、「他人にどう思われるか」ということを長年優先し続けて来たために、いつしか自分の気持ちが分からなくなってしまっているようです。
 『いきがいを持つこと』は人生に豊かさと幸せをもたらし、健康と長生きにつながります。ぜひ、自分が本当にやりたいことを探すために新しいことに挑戦し、積極的に人との繋がりをつくり、その輪をどんどん拡げて仲間を増やしてください。町では、そのために必要な『ステージ&居場所』を提供してまいります。町民の皆さん一人一人が『いきがいを持って輝く』町を一緒につくりましょう。

令和元年広報まつだ6月号より

「松田町民文化センター 志動」

 令和時代を迎えてはや1か月が過ぎ、あじさいの紫色も日ごとに深まってまいりました。町民の皆さんにおかれましては、それぞれに新たなお気持ちにて日々お暮しの事と存じます。
 さて、5月12日に松田町民文化センターにおいて、町制施行110周年記念事業として、ボリビア・フォルクローレ音楽を代表するグループ「ロス・カルカス」の日本公演を開催しました。町出身である宍戸誠さんが同グループの一員であるご縁から開催に至り、約10年振りの自主興行となりましたが、周知活動については町民有志の皆さんにご協力いただいたこともあり、大ホールをほぼ満席とすることができました。当日の会場は、素晴らしい歌声と演奏に高揚する音楽ファンの熱気で包まれました。
 文化センターは、平成29年から2年間をかけて、音響・照明・雨漏りなどの改修工事を行いました。町民の心の豊かさを育む拠点でありながら、約35年間大規模な修繕工事を行わず、大ホールは使えば使うほど赤字になるという事もあり、これまで必要最小限の公式行事の使用に限定してきました。しかしながら、この令和元年にようやく晴れて志動する事が出来ました。
 今回のような興行の定期開催により、大ホールの最大収容人数である約1000人の観客のうち、半分の方が町内の飲食店や駐車場を利用すれば、地域経済の活性化につながり、『松田創生』の一助ともなります。
 今後は、文化拠点であることはもとより、さまざまな分野の方が集い、活用していただく為に知恵を凝らし、『生涯学習・生きがい創出などの志(こころざし)を持った拠点』として志動いたします。ぜひ、積極的なご利用をお願いいたします。

令和元年広報まつだ5月号より

「祝・令和 ~時代の変化を感じて~」 

 五月晴れの大空に鯉のぼりが悠々と舞い踊る今日この頃、町民皆さんにおかれましては益々お元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 4月末をもって今上天皇が退位され、元号が「平成」から「令和」へとかわる記念すべき特別な時を、町民の皆さんと一緒にお祝いできることを本当に嬉しく思います。
 さて令和元年である本年は、松田町も町制施行110周年となる節目の年です。令和時代の幕開けと共に、歴史と記憶に残る1年になるよう取り組んでまいります。令和元年最初の大イベントは、5月5日に寄地区において開催される「第42回若葉まつり」です。年々お客様が増え、令和記念特別イベントも企画されていますので、ぜひ足をお運びください。6月には、昨年中津川沿いに植栽した花菖蒲が見ごろを迎え、新たな花の名所となるはずです。
 また現在、町民有志の皆さんが主体となり、西平畑公園に年間を通して観光客を呼べるような新たな観光スポットづくりを検討していただいています。さらには『みかん』『お茶』の付加価値を高めるために、6次産業化を図ると共に一次産業の復活を目指すという、町民の皆さんと民間企業および行政とが一体となって新たな時代を築き上げる動きが出てまいりました。明るい未来へ向けた、新しい時代への変化を感じる動きとして歓迎いたします。
 このような動きが町全体に広がり、町民の皆さんが主役として活躍される事で、「郷土愛」が醸成されるものと信じています。個性豊かな町民の皆さんのさまざまな考えやお立場にて、可能な限りご協力賜り、皆さんと共に歴史に残る令和元年にしたく存じますので、宜しくお願いいたします。

平成31年広報まつだ4月号より

「カラフルまつだ」
 春らんまんの季節を迎え、新たな人生や夢に向かってスタートされる皆さんに心からお慶びとエールを贈ります。4月1日に新元号が発表され、今月末をもって平成時代が終わり、新たな象徴天皇のもとで新時代がまります。松田町もまた、町制施行110周年という記念すべき節目を4月1日に迎えました。松田町は110年前に村から町に替わり、昭和30年には寄村と合併して現在に至ります。これまで町を支え、歴史を築いてこられたすべての先人の皆さんに、感謝を申し上げます。
 さて、本年は、日本国や町にとって歴史的な行事や事業が予定されています。町制施行110周年記念事業は、例年行う事業を拡充する形で、年間を通して展開する予定です。4月から「いのち育み 未来へツナグ 進化つづける 故郷」を将来像とした「松田町第6次総合計画(計画期間 8年間)」が始まり、新生・松田中学校が開校します。5月には、子育て支援センターとファミリー・サポート松田が旧松田土木事務所に移転します。6月には松田小学校整備事業者が決定して年度内に設計が完了する予定であり、10月には、子育て支援センターとファミリー・サポート松田があった建物に新しく小規模保育所が誕生する予定です。  
 このほか、新時代に向けて、新松田駅周辺整備事業や旧寄中学校校舎利活用、町民文化センターおよび健康福祉センターの利活用促進といった諸課題を解消するための検討を予定しています。町民皆さんの個性を活かし、明るく『カラフル』な生活環境を整えるために『進化し続ける』事は非常に大切です。先人に感謝しつつ、新たな時代を一丸となって築いてまいりましょう!