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令和3年度町長コラム 松だるま

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年2月1日更新

令和4年広報まつだ2月号より

五感と第六感〜 

 立春の候、ロウバイの甘い香りが寄地域を包み、松田山の早咲き桜も一足早く春の訪れを知らせている今日この頃、町民の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 令和4年の年始は、お祝いの喜びと不幸の悲しみとが重なり、これまでとは違った複雑な想いを抱いてのスタートとなりました。新たな年をお迎えになる町民の皆さまが安全で安心した生活が送れるよう、悲しみから得た教訓を胸に決意を新たにした次第です。
 2年以上続く新型コロナウイルスに対する対策を緩めることなく行い、3回目のワクチン接種についても医療従事者や高齢者福祉施設の入所者などを順次進め、2月からは65歳以上の方の接種を行います。引き続き”正しく知る・正しく恐れる・正しく行動する”を念頭にさまざまなコロナ対策を行ってまいりますので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 さて、今年の箱根駅伝で総合優勝した青山学院大学の原監督が選手に対し、「迷ったら攻めろ!」という言葉をかけ指導されていたことを聞いたとき、”自分の力を信じろ!責任は私が取る!”という言葉が私の頭に浮かびました。その時、併せて感じたことは”五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)を意識して生きる”ことにより、そこから得た経験が”第六感:インスピレーション(未来を見据えた想像力)”に磨きをかけるので、そのことが町民にとっても自分自身にとっても幸せにつながるということです。
 コロナ禍により、人と接する機会が激減しましたが、テレビや新聞などから得る情報だけでなく、”五感”をいつも以上に意識した行動を行うことで、自分らしい新たな日常生活を過ごすことにつながると信じています。令和4年度もコロナ禍に負けない”進化つづける松田町”にするべく新たな挑戦に向け準備を進めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

令和4年広報まつだ1月号より 

子どもは町の宝~チルドレンファースト~ 

 年頭にあたり、輝かしい新春をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。
 陰陽五行説から見た2022年の干支「壬寅」は、「陽気を孕み、春の胎動を助く」とされ、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれることを表していると言われています。
 約2年間、新型コロナウイルスが住民の命や暮らしを脅かし、地域経済にもさまざまな影響を及ぼしましたが、これまで温められてきたエネルギーが、表に現れるべき新たな年を迎えました。今後新たな変異ウイルスによる感染拡大の第6波が危惧されていますが、医療関係者などの皆さまに感謝し、引き続きご協力を賜り、町民の皆さまが安心して暮らせる状況を保てるよう取り組んでまいります。
 さて、本年は、新たな町づくりの考え方として”チルドレンファースト”を念頭にした新たな町づくりを進めてまいります。”子どもは町の宝・主役”と考え、子どもが”住みたい・住み続けたい町””オール松田””協働・連携協力”による新たな町づくりに資する事業をスタートさせます。
●松田小学校校舎が全国3例目(神奈川県初)の木造3階建て校舎として本年1月末に完成予定です。3月には、現在の校舎解体を進め、令和5年2月末には、グラウンド整備工事など全てが完成予定です。
●新松田駅周辺整備事業は、子どもたちの希望を備えた魅力ある駅周辺施設を整備できるよう地権者の皆さまや関係の皆さまのご協力を賜り着実に進めます。
●子育て世代や子どもたちが望む広場や公園の再整備を行います。
●アーバンスポーツやeスポーツができる環境整備計画を策定します。
●スポーツ施設を活用したスポーツツーリズムによる新たな観光客の誘致による地域経済の活性化を目指します。
●令和3年5月に神奈川県下14町村の中で唯一SDGs未来都市に選定された町として、キャッシュレス化&ペーパーレス化の推進、AIを活用したデマンドバスの導入可能性調査、ゴミの減量化、再生可能エネルギー利用の普及強化などの実施に向けて事業を進めます。
 これら未来に向けた事業を進めるには「選択と集中」により”我慢すべきことは我慢する”考えを町民の皆さまと共通の認識として持たなければなりません。”できる人が、できる時に、できることをする”といったお互いで支えあう町づくりにご協力をお願いいたします。
 結びに、まだコロナ禍が続いており注意が必要ですが、町民の皆さまにおかれましては、今年もお健やかにお過ごしいただき、元旦に描かれた夢や想いをぜひとも”カタチ”として成就されることを心からご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

令和3年広報まつだ12月号より 

~年の瀬にむけて~

 松田山の18万球のイルミネーションがコロナ禍における今年一年の皆さまのご心労を癒してくれている今日この頃、皆さまにおかれましてはますますご清祥にお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 思い返せば、令和3年の新春は、新型コロナによるさまざまな影響が出始めている不安な状況下での船出となりました。国内では、新型コロナ感染症拡大の波が何度か到来する中、松田町は、県内でもいち早くワクチン接種を5月上旬にスタートしました。10月末には希望する対象者の接種がほぼ完了し、町全体の12歳以上の対象者の約
85%の皆さまの接種を行うことができました。ご協力を賜りました医療関係者および町民の皆さまには心から感謝申し上げます。
 さて、私のこれから令和3年度末までの主たる業務は、新型コロナ対策と各種事業の推進、令和4年度の予算編成および職員の配置換えを行うことになります。第6次総合計画に掲げた各種事業を執行することはもとより未来を見据えたプロジェクトを企画するためにも、「選択と集中」による予算編成を行うことで、未来に希望が持てる”新しい時代に合った町づくり”が可能となります。
 町民の皆さまとの”協働・連携”を大切にし、未来を見据えた”チルドレンファースト”による新たな町づくりを推進することで、持続可能な町として町全体で”子どもたちが住みたい・暮らしたい”と思える事業を行ってまいります。引き続きご理解ご協力をお願いします。
 また新型コロナ感染拡大の第6波の予想がされておりますので、町は、引き続きの町民皆さまの感染予防対策や暮らしと地域経済を守り支える対策に取り組んでまいります。
 結びに、皆さまにおかれましても年の瀬に向けご多忙のことと存じますが、体調を崩さぬよう、どうぞご自愛くださるとともに良い年をお迎えください。令和4年も何卒よろしくお願い申し上げます。

令和3年広報まつだ11月号より

~まつの夢~

 木々の紅葉の美しさに、秋の深まりを感じる今日この頃、町民の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のことと心からお慶び申し上げます。
 私のコラムも3期目となりまして、題名を”松だるま(松田×だるま)”に変更し、松田町が”だるま”のように”七転び八起き”にて、常に”挑戦と精進”を重ね、持続可能な町となるべく、私自身が感じた町の未来へむけて成長と発展に資する想いや考えなどコラムを通じて皆さまにお届けしてまいります。引き続きご愛顧のほど何卒よろしくお願いいたします。
 さて、第1弾は、「松に関する夢」についてです。
●美しい緑色の松を見る夢は、健康に恵まれ、家庭内にも慶事が訪れることや仕事、学問など長年の努力が報われて幸運が授かること。
●立派な松の木の夢は、努力や忍耐の末に大きな幸運や喜びごとが授かること。
●松の木を植える夢は、財産が増えたり、家運が隆昌したり、家庭内に喜びごとが起きること。
●松の木が生える夢は、健康に恵まれることを知らせるとともに、一家の繁栄や家庭円満となること。
●松の木に登る夢は、長年の努力を達成すべく努力している自分の姿を象徴していること。
●門松を飾る夢は、仕事、学業、恋愛、対人関係など、これまでの関わりやつながりに区切りをつけ、新たな人との繋がりが生まれていくこと。
●松の実の夢は、豊かな豊饒を象徴しています。仕事やプロジェクトが成功したりするなど「豊かな未来」になること。
 このように「松に関する夢」の多くは吉兆の夢となります。皆さまと思い描く「松田町の夢」”見えるカタチ”で次世代へ手渡しできるよう”松だるま”のように未来の松田町に向かって、”不退転の決意と情熱”で引き続き皆さまの暮らしと地域経済を守りつつ、未来への投資もしっかりと取り組んでまいります。今年も残り2か月となり、インフルエンザにも気をつける季節となりますので、くれぐれもご自愛くださるようお願い申し上げます。