平成23年度まつだの四季フォトコンテスト結果

印刷用ページを表示する　掲載日：2014年9月8日更新

総評

　今年のフォトコンテストは部門賞を設けず松田町の四季の魅力を表現した作品２８５点が出品されました。
　作品の内容は、やはり春、次に冬の写真の出品が多く、秋の作品が少なかったのが印象に残りました。
　一堂に広げた作品は、一見華やかですがコントラストが強い作品も多く、一段とデジタル画像の写真が目立つようになりました。観光写真コンテストですので明らかに過度に加工された写真画像、特にイルミネーションを撮影された作品に多く見られたので残念ながら入賞の選から外させていただきました。
　また、多くの作品は写真プリントの色調も良くデジタル写真とカラー写真との差が少なくなったような印象でした。
　作品の選にあたっては写真のオリジナル性・アングル・構成力とカメラワークやシャッターチャンス等のほかに現実に使用できる画像であることを選考の主な視点にしました。
　今年の推薦・特選の作品は特にカメラ視点が明確で写真の伝える力を持った秀作です。入選の作品の中にももう少し作画の際にトリミングに考慮されれば上位入賞の作品もあり、次回の作品にはこの点も考慮されることを期待します。

公益社団法人　日本写真家協会会員　西岡　修

賞	作品名		氏名	住所
推薦	延命寺お焚き上げ		本間　浩一	小田原市

春の部

特選（春の部）「静寂を彩る」　　

　春霞の中に浮き上がる色とりどりの桜・桃の花、まさに春爛漫の様子だがこの作品は森の静けさを醸し出しています。
　作品は淡い色の構成で中心部に明るい林、前景に赤い花を配し、森の深さを表現しています。カメラワークと構成の良さは賞賛できる秀作です。

賞	作品名	氏名	住所
特選	静寂を彩る	下川　勝利	小田原市
入選	輝く霊峰	平野　和雄	大井町
入選	春色満開	町野　正樹	相模原市
佳作	花見で女子会	下川　勝利	小田原市
佳作	牡丹咲く	岸　ハナ	小田原市
佳作	中津川に泳ぐ鯉のぼり	鈴木　要	山北町
佳作	マスのつかみどり大会	飯田　恒雄	松田町
佳作	桜のトンネル	新田　英生	東京都大田区
佳作	桜満開と笠雲富士	トリチョーブ　セッタポン	川崎市

夏の部

　特選（夏の部）「大輪の華」

　にぎやかな夏の夜の風物詩　花火大会を見事に表現した作品です。花火の写真は難しい撮影の一つで、作者は幾度も挑戦して花火の撮影テクニックを習得したと思われます。
　次にどんな花火が上がるかは予想することが難しい事と、その日の風に左右されるからです。この作品は天候の条件にも恵まれ、大輪の花火が見事に表現されていて、アングルもよく、水辺の雰囲気ともマッチした秀作です。

賞	作品名	氏名	住所
特選	大輪の華	大林　保子	秦野市
入選	夏の華	小浦　忠男	秦野市
佳作	おみそぎ	平野　史子	大井町
佳作	お山のポッポ電車(3)	飯田　恒雄	松田町
佳作	縁日にて	鈴木　要	山北町
佳作	大名行列・やっこさん	小柴　宗子	秦野市
佳作	大名行列	大林　保子	秦野市
佳作	奴さんが通る	武藤　滋	秦野市
佳作	にぎわう夜祭	平野　和雄	大井町

秋の部

賞	作品名		氏名	住所
特選	該当なし	－	－	－
入選	光輝		平野　史子	大井町
佳作	ハーブ咲く頃		小崎　敏子	二宮
佳作	秋映えの釣り日和		立田　勲	開成町

冬の部

特選（冬の部）「松田山とハイウェイー」　

　松田山のイルミネーションと東名高速の照明をワンショットで収めた秀作です。松田山イルミネーションの位置が良く判り、なんといってもアングルが新鮮で画面構成もバランスが良く、特に手前の照明が全体にインパクトと変化をあたえています。
　松田山イルミネーションの高さが際立つ秀作です。

賞	作品名	氏名	住所
特選	松田山とハイウェイー	武智　是朗	小田原市
入選	絶景	荻野　悦男	開成町
入選	雪の最明寺公園	小櫃　康則	松田町
佳作	ロウバイの里	岸　基一	小田原市
佳作	イルミネーションと富士	秋山　治平	南足柄市
佳作	初冬の川辺り	佐野　輝夫	南足柄市
佳作	夜空に向かって	青木　房雄	秦野市
佳作	冬の朝日と御殿場線	二宮　智美	横浜市
佳作	イルミネーション	小柴　宗子	秦野市