平成26年度まつだの四季フォトコンテスト結果
総評
今年度の応募作品は昨年度を上回る231点でした。今回の応募作品は春の花を主題とした作品、特に桜まつりと最明寺史跡公園付近の作品が目立ちました。また、例年のことですが、昨年の入賞作品の類型が多いのも、少し気になりました。
特に、今年度の応募作品で数多くの作品が出品されたのが、ロウバイの花をテーマにした写真でした。
ロウバイが寄に植栽されてから約8年、冬の青空に黄色の花が浮き立ち甘いにおいも伝わってくる様な写真が多くなったのも特徴の一つです。
祭りを主題とした作品も力作ぞろいで選考に時間がかかりました。入選作品の他にも、もう少しテーマを絞って撮影すればと思う写真が見られました。来年の作品に期待したいものです。
昨年に続いてジュニア部門の作品も優秀作が決まりましたが、来年は身近なスナップ写真が増えることを願っています。
公益社団法人日本写真家協会会員 西岡修
推薦
画題 | ろう梅に向って |
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撮影場所 | 寄 |
氏名 | 遠藤 法子 |
住所 | 松田町 |
ロウバイ、この花の特長は凛とした青空に、黄色の花が映えるのが魅力的で、この作品には、これらの要件を充分に反映している。ロウバイの林の中からのショットで、上部の青空とロウバイの花や見物の人物を巧みに取り込んだカメラワークは、多くの写真を撮った実績がうかがえる作品。数多くの応募作品のなかでも特に目立った秀作。
特選
画題 | 富士遠望 |
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撮影場所 | 松田山 |
氏名 | 小櫃 康則 |
住所 | 松田町 |
この作品の作者は富士山のよく見える場所に幾度も足を運びこの場所を選んだと思われる。春先の山ではよく違う季節の花が同時に咲くのを見かけるが、この作品はまさに、その代表のような作品。前景にはレンギョウ、ユキヤナギ、中景にはヤマザクラと、遠景の富士山を引き立てている。構成とアングルが優れた作品。
画題 | 春の最明寺公園 |
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撮影場所 | 最明寺史跡公園 |
氏名 | 青木 房雄 |
住所 | 秦野市 |
例年最明寺史跡公園付近の写真は春爛漫のイメージに合っているのか作品は多く、選考に一番時間が掛かります。この作品の良さは花爛漫の公園をファミリーがのどかに散策している雰囲気が伝わってくる作品で、犬に引かれた子どもを見守る暖かさを見事に切り撮った作品。シャッターチャンスも構成力共に優れた作品。
画題 | ハイポーズ |
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撮影場所 | 松田町松田惣領 |
氏名 | 中村 雄ニ |
住所 | 秦野市 |
松田山のイルミネーションは毎回多くの作品が出品されますが,この作品はイルミネーションの中でも、記念写真の撮影場所になっている所での代表的な作品です。では、この写真の優れた所と云えば、第一にスナップショットの的確さだと思います。記念写真のこどもさんのブレも動感を引き出しています。第2には撮影された夕暮れの時間帯なのです。これ以上遅いと背景は沈んでしまいます。撮影のタイミングの面白さを感じる秀作。
入選
画題 | さあー大祭だ |
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撮影場所 | 町内 |
氏名 | 遠藤 昭雄 |
住所 | 平塚市 |
画題 | 出発 |
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撮影場所 | 小学校 |
氏名 | 佐野 輝夫 |
住所 | 南足柄市 |
画題 | 延命寺のボタン |
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撮影場所 | 延命寺 |
氏名 | 鈴木 要 |
住所 | 山北町 |
画題 | 真夏の祭典 |
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撮影場所 | 十文字橋 |
氏名 | 清水 進 |
住所 | 海老名市 |
画題 | 富士見夜桜 |
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撮影場所 | 西平畑公園 |
氏名 | 町野 正樹 |
住所 | 相模原市 |
画題 | 禊(みそぎ) |
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撮影場所 | 酒匂川 |
氏名 | 本間 浩一 |
住所 | 小田原市 |
ジュニアの部 推薦
画題 | 桜のトンネルを行く |
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撮影場所 | 松田山 |
氏名 | 柳下 大河 |
住所 | 松田町 |
学年 | 小学6年生 |
この作品は記念写真を撮る人を撮る写真で、子ども日線のアングルが新鮮に感じられることや真剣な写真を撮る人の感じが良く表現されている。しかもブレがないのは評価できる。まずは撮影アングルに点数をあげたい作品。
ジュニアの部 特選
画題 | 天までとどけ |
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撮影場所 | 松田山ハーブガーデン |
氏名 | 加藤 礼愛 |
住所 | 小田原市 |
学年 | 小学2年生 |